20) デフ・サイドヨークのガタについて

 先日、偶然自分の車のデフのサイドヨークがガタガタ動いているのを発見してしまいました。これについてVetteNetで聞いてみたところいくつかの事実がわかりました。以下、お読み下さい。

Date: Mon, 11 Sep 2000 05:36:04 -0700
To: VETTES@asu.edu
From: Yoshifumi Honda
Subject: [C3] Is this Normal?

皆さんこんにちは。
私、自分の81年式にデフの両側サイドヨークともガタがあるのを発見しました。

自分の81をリジッドラックに載せて他の事をやってる時このガタにに気付きました。リアタイヤをつかんでキャンバー方向に動かすとまるでハブベアリングのガタでもあるみたいに少しタイヤが動くんです。
私の観察ではこのガタは大体4ミリから6ミリくらいありますね。
※私は車の下に寝っころがって友人にタイヤを動かしてもらってデフのところのガタを見ました

1.リアハブベアリングは2年くらい前に交換済みで状態がいいように見えます
2.トレーリングアームのブッシュは半年前に交換しました
3.キャンバーロッドも半年前に "VB&P" の「スマートストラット」に交換済みです

という事はこのガタはどこから来たんでしょうか?サイドヨークがデフの内側で磨耗したんでしょうか?それともこれでノーマルなんでしょうか?

どんな事でもいいから教えて下さい。
ゴ本多
日本
81+ZZ4


Date: Sun, 10 Sep 2000 16:55:17 -0400
From: mrvette
Subject: Re: [VN] [C3] Is this Normal?

残念ながらある種類のコルベットのデフは新しいヨークを必要としていて、まあこれらはどっちかっていうと簡単に交換出来るね。単にリアカバーを外して1/2インチのシャフトを落としてヨークを交換するだけです。ヨークはデフのリングギア・キャリア・アッシーの内側に「Cリング」で適切な位置に止められています。
クロスシャフト(ピニオンシャフト)を外す事によってサイドヨークは内側にスライドするのでCクリップは取れるでしょう。

ジーン


From: "RonG"
Subject: Re: [VN] [C3] Is this Normal?
Date: Sun, 10 Sep 2000 16:13:26 -0700

ホンダよ、私も同じ問題を抱えた1981モデルに乗ってます。C3のこのガタ問題てぇのは良く知られてるね。このガタはスペック内に収めなければならない。

サイドヨークを交換するにあたっては殆どのアフターマーケット製品は「硬質エンドキャップ」つきのものなんだが、この仕様のものを入手する様に気を付けて下さい。

それでは、
Ron Greenberg
California, USA

1981 - 4 Speed - Polo Green


Date: Sun, 10 Sep 2000 18:58:04 -0500
From: 434 V8
Subject: Re: [VN] [C3] Is this Normal?

それは多分よくある事だけど望ましくない事態だね。私の理解するところによればこのガタはキャンバーチェンジをひき起こすので可能な限り小さくなければならないはず。私の車のガタが1/4インチ(6.3ミリ)あったら心配しただろうね。でも実際には1/32インチ(0.8ミリ)だった。これでも多いと思ってるよ:-)。

キース
Keith
'69/427/Th400. 12.94 @107


Date: Mon, 11 Sep 2000 11:22:33 -0700
From: John Price
Subject: Re: [VN] [C3] Is this Normal?
Sender: VETTES List
To: VETTES@asu.edu

そのサイドヨーク(スタブ・シャフト-stub shafts)はデフケースの中で磨耗していますね。これは経年変化としてはノーマルなんだけど望ましいものではないのですよ。ハーフシャフト(ドライブシャフト)はアッパーアームの様に動作するのでそれによってもしサイドヨークの末端がすり減っているとそれはキャンバーを変化させます。さらに悪い事に、それは様々な荷重がかかったり、コーナリングの中間地点で荷重が抜けたりする事によってキャンバーをランダムに変化させるんだな。私ならサイドヨークと出来ればサイドヨークがいつも当ってるピニオンシャフトも交換しますね。もしあなたがそれらの部品を交換するなら硬化処理済みの部品を入手して下さい。そうすればピンもサイドヨークもすり減りません。

ジョン・プライス


Date: Mon, 11 Sep 2000 09:03:38 -0700
From: Hib Halverson
Subject: Re: [VN] [C3] Is this Normal?

> 私の観察ではこのガタは大体4ミリから6ミリくらいありますね。

そりゃヒドいわ。
両サイドヨークのガタが過大だと明らかにトーステアが起こるのが絶対判るはずだよ。
> 1.リアハブベアリングは2年くらい前に交換済みで状態がいいように見えます
> 2.トレーリングアームのブッシュは半年前に交換しました
> 3.キャンバーロッドも半年前に "VB&P" の「スマートストラット」に交換済みです

上の項目はどれも今回のサイドヨークのガタとは関係ないね。

> という事はこのガタはどこから来たんでしょうか?サイドヨークがデフの
> 内側で磨耗したんでしょうか?それともこれでノーマルなんでしょうか?

(ガタの原因は)ほぼその通り。で、これはノーマルじゃありません。多分リアアクスル全体のオーバーホールが必要だね。

cYa
ヒブ・ハルバーソン


From: "Greg Smith"
To: ,
Subject: RE: [VN] [C3] Is this Normal?
Date: Sun, 10 Sep 2000 21:59:58 -0400

ホンダよ、君のサイドヨークの末端はデフの内部ですり減ってるね。これはリアサスペンションが上下にトラベルするときに起きる横荷重によってサイドヨークが通常うける「摩擦」や「かじり」の結果なんだな。リアサスペンションが沈むと、左右のサイドヨークの末端は(デフケースの中でピニオンシャフトをはさんで)お互いが押し付け合う。その代償として両サイドヨークの末端はゆっくりと削れていくんだな。

私がサイドヨークを交換せずにすますのはこのガタが最大1/8インチ(3.1ミリ)になるまで。ガタがこれよりも少しでも多いと(サイドヨークをデフ内部で止めている)「Cクリップ」が落ちる場合があり、そうなるとリアサスペンションの横荷重が抜けた拍子にサイドヨークがデフから抜け落ちてしまう。

君が測定した値は君のヨークは既にボーダーライン上にあって大至急別のヨークに交換する必要がある事を示しているね。ヨークを交換するときには金属粉を除去するためにデフキャリア内部、そしてリングとピニオンギアを洗浄油でフラッシングすることを忘れないように。

Hope this helps. Save The Wave!

Greg Smith
Perpetual Corvette Mechanic


さらにVetteNetの過去ログを探しましたら今年の3月に既に同じ話題でいくつかのディスカッションがなされておりましたので以下、訳します。私としてはレース用のコルベットでサイドヨーク固定用のCリングを取っぱらってしまった話なんかが興味深かったです。これで思い出したんですがディック・ガルストランドなどはC2のレースカーではブレーキキャリパーのピストン裏のスプリングを取っぱらってしまったそうです。やはりレースにおいては一般走行と余りに条件が違うため、普通に考えると破天荒の様に思える対策が有効だったりするようです。


Date: Sun, 12 Mar 2000 19:12:53 +1300
From: "STEWART, Colin (TKU)"
Subject: [VN] C3 Diff

既に誰かが尋ねた事でも自分と関係ない事だとそれについてどんなディスカッションがあったかなんてなかなか思い出せないものですが、これもそんな質問です。

私はフロントシールの交換とあと全てを清掃するためにちょうど自分のデフを降ろしたところです。そうしたらサイドヨークが明らかにスラスト方向に動いてるんですよ。片方は3.5ミリ、反対側は4ミリ。で、質問と云うのは「このガタの数値がどれだけあったら異常なのでしょうか?」という事。このデフは別に問題をひき起こしていはいません。私が6年前に初めてコルベットを買ったときにはチャターが出ていたけどもデフオイルを交換して適切な添加剤を加えたらずっと調子良く動いてますね。

Thanks in advance.
コーリン・スチュワート
Red79
ニュージーランド


Date: Sun, 12 Mar 2000 19:13:31 -0800
From: Hib Halverson
Subject: Re: [VN] C3 Diff

デフをオーバーホールしてサイドヨークを交換する事。そのガタはメチャ大き過ぎ。

cYa
ヒブ・ハルバーソン


Date: Mon, 13 Mar 2000 21:34:47 +0000
From: Henri Kroeze
Subject: Re: [VN] C3 Diff

ヒブ、どれくらいのガタなら許容範囲内なのか数字で教えていただけませんか?私はデフを外すべきなのかも知れないのです。片方はカタカタ動きは感じるけど目には見えないくらいのガタです。もう片方は全くガタはありません。私としてはもし必要で無いなら出来ればデフは外したくないんですね。

適正な数値がどれくらいかによって結論を出したいと思います。よろしく。

アンリ・クレーゼ
---____ ____---
Henri Kroeze `--\___\/___/--' C O R V E T T E
/\ 79 Dark Red L48


Date: Mon, 13 Mar 2000 15:33:44 -0800
From: Hib Halverson
Subject: Re: [VN] C3 Diff

申し訳ない。現時点ではあなたにお答えする事が出来ません。そのガタの適正値がどれくらいかに関するサービスデータが手元にないので。

このガタの問題点はそれがリアサスペンションのトーチェンジにダイレクトに影響するという点だね。もしヨーク(またはスタブ・アクスル)が横方向に出たり入ったりするのならリアタイヤにおけるトーチェンジは実際のガタよりもマグナム級のでかいものになる。例えばもしあなたのガタが0.150インチ(3.8ミリ)だとするとホイールにおけるトーチェンジは何倍も大きなものになるだろうね。

サイドヨークのガタが最小限というのが理想的な状態だというのは明らかなんだがその理想的な数値というのが現時点ではわからんのです。

多分他のベットネッターがこれについて答えてくれてるでしょうが。

cYa
ヒブ・ハルバーソン


Date: Mon, 13 Mar 2000 20:18:08 -0500
From: mrvette
Subject: Re: [VN] C3 Diff

ヒブ、君が言ってるのはキャンバーの事じゃないのかな?トーではないんではないの?

ジーン


Date: Mon, 13 Mar 2000 19:23:36 -0500
From: Greg Koteski
Subject: Re: [VN] C3 Diff

このスレッドに関して参考までに。
私の属するコルベット仲間のサークルの中での事なんですが、サイドヨークにスナップリング(Cリング)すら入れてないコルベットのロードレーサーが何台かありますよ。これによってレーストラックで素早くデフの交換が出来ますし、4340合金の鍛造サイドヨークに高い金を払わずにすみますし。覚えておいて欲しいのはリアタイヤに車の荷重がかかっている限りサイドヨーク、ハーフシャフト、そしてリアスピンドル一式は常にお互いが押し付けられた状態にあるって事です。

グレッグ・コテスキー
65 Retro-Roadracer under construction.


Date: Mon, 13 Mar 2000 20:24:47 -0500
From: mrvette
Subject: Re: [VN] C3 Diff

こりゃあ超興味深いコメントだ(原文 "That is a SUPER interesting comment." )。ハードコーナリング時のアウト側のタイヤはタイヤの接地面で1トン位の内側向きの力が車体中心線に向かってかかってるんじゃないのか?かくしてタイヤのまん中あたり、てっぺん辺りは外側に行こうとする。これが巨大なキャンバー変化をひき起こす。そしてタイヤの接地面が変形する???

ハードコーナリングがこの動きを引き起こさないとはちょっと信じられないな。60扁平のストリート用タイヤでも。それともトラックのタイヤなのかな??

オレにはこれは非常にマズい試みに思えるけどね。

ジーン


Date: Tue, 14 Mar 2000 23:33:52 -0500
From: mr_beachcomber
Subject: Re: [VN] C3 Diff

この場合我々はストックのコルベットに比べて劇的に車高の低いレース用コルベットについて話しているんだっていう事に注意しなければならないと思う。加えて、レースカーのサスペンション・トラベル(サス・ストローク)はストックに比べて少ない。また殆どのレーサーは伸び側のサスストロークの量を制限するためにチェーンの様な「制御デバイス」をも使ったりしている。さらにレース用コルベットのサスペンションはストックのコルベットに比べて通常はより堅く、よりアンチロールに仕上げられている。これら全ての要素が集まるとCリングやスナップリングを使わなくてもサイドヨークはデフハウジングの内側にはまったままでいる傾向があるんだな。以上、私のミニ助言。

グレッグ・スミス
Perpetual Corvette Mechanic & Racer


(当HP内における関連事項)
 このデフのガタに関しては当HPの以下のページも是非ご参照下さい。全部読んでいただくとデフのガタに関する概要がわかっていただけると思います。

●関連事項1:第7・"Notes From Dave's Garage" -1: C3のリアホイールベアリングとヨークの「ガタ」の判断方法

●関連事項2:第6・"Repair and Modify" 6) デフに障害発見。症状と考察そして今後の対策

2000年10月記