3) 17インチ・ホイール取付けました
Good looking 17' wheels from American Racing Equipment Co.!



 先日、知人が「C3にポン付け出来る17インチホイールあったよ」と教えてくれました。それはアメリカンレーシングの「トルクスラスト II」という奴です。知人のS君の購入した実物を見ますとこれが私好みの誠に結構なデザインですっかり気に入ってしまいました。私はかねてからC3ノーマルの15インチホイールではタイヤの選択肢が限られているのに悩んでおりました。「絶対インチアップしないといけない。でもオフセットの合う17インチホイールがない」と思い詰めていたのです。で、現物をまじまじと凝視しましたが国産に比べて少々仕上げの荒さは感じられるものの、特に粗悪なホイールとは思えませんでしたしブレーキキャリパーとのクリアランスも問題ありませんでしたので「ヨッシャ、買った!」と勢いでこのアメリカンレーシングのホイールを注文してしまいました(実はこの時点で私、パナスポーツみたいな日本製のかっこいい17インチホイールも履きたいし何よりもタイヤの選択に不自由しないようにと考えてPCDチェンジャーの注文寸前だったのですが急遽予定変更となりました)。
 ちなみにホイールとタイヤセットを購入したのはアメ車専門店でも何でも無く「クラフト」というタイヤ屋さんです。装着当日、知人が写真を撮ってくれましたので嬉しくなった私は早速自慢げにHP上に発表する次第です。

ホイールを交換したゴージャスジョージ号
ホイール:
Wheels:
アメリカンレーシング「トルクスラストII」
American Racing Equipment Co. "Torq-Thrust II"
ホイールサイズ:
Sizes of Wheels:
F: 8J-17/R: 8J-17
オフセット:
Center Offset:
恐らく-2分の1インチ(-12.7mm)
1/2" (estimated)
タイヤ:
Tire:
ダンロップSPスポーツ9000
Dunlop SP Sport 9000
タイヤサイズ:
Sizes of Tires:
F: 235/45 ZR17
R: 255/45 ZR17



(C3のタイヤ/ホイール選択時の問題点)
 C3のタイヤ交換の時に一番困るのが「市場においてC3コルベットの15インチホイールにはまるロード用のタイヤ、というと選択肢は実質上2〜3種類に限られてくる」という点ではないでしょうか。C3コルベットのタイヤサイズというと、

フロント: 235/60 SR15(外径650mm内外)
リ  ア: 255/60 SR15(外径660mm内外)

という組み合わせが一般的ですが(私も徹底的に調べたという訳では無いのですが)優秀な国産のブリジストンやダンロップ、ヨコハマあたりには当該サイズのタイヤは存在しないようです。
 周りを見回してみてもC3に乗っている人のタイヤの銘柄は結局、

BF Goodrich
GoodYear Eagle#1


あたりの上記サイズに落ち着くようです。今や15インチのスポーツタイヤというのはとてもマイナーな存在になってしまいました。詳しい方の情報では"Hoosier"や"Mickey Thompson"なんかでも適合サイズのものがあるそうですし、またミシュランのタイヤがついているアイアンを見た事もありますが、これらはどうも入手難の様です。

 BF GoodrichでもGoodYearでも全然悪く無いのですが、私が一番気にしたのは「それらのタイヤは全てSグレードである」という点です。現在、Sグレードのタイヤの最高速度設定は180km/hだそうです。という事はそれ以上のスピードを出した場合、厳密にはタイヤメーカー保証値外のスピードで走っている訳で「それは少々気持ち悪いな」という心理がどうしても働きます。メーカー関係の詳しい人に尋ねると「現代のスチールベルテッド・ラジアルだったらSグレードでも200キロでバーストするなんて事はないよ」との返答でしたが私としては気持ちの悪さは拭えません。固い事を言うと「現在入手可能な15インチのロードタイヤで時速200キロ以上で走れるタイヤは無い」というミもフタもない結論になってしまいます。これが私が17インチホイールへの移行を目論んだ理由です。


(私の今までのタイヤ)
 私は今回の17インチ化の前はブリジストンのポテンザRE71、255/60-15というのを四輪ともに装着していました。今から3年ほど前でしたがカタログからは落ちていたのですがまだ流通在庫はあったのです(東北に2本、中部に1本、九州に1本残っていたのをコンピューターでさがし出したとかいう話でした)。これはVグレード(時速240km/hまで)だったのでSグレードのタイヤで感じる様な不安はありませんでしたがフロントの255というサイズは大失敗でした。アライメント調整やブッシュ交換などでかなりの改善は見られたものの直進安定性の悪さ、ハンドリングの茫洋とした感覚にはだいぶ悩まされました。



 C3のホイール選択にも大変困ります。「ウーム、ワシもカッチョええアルミホイールつけたいのう」と思っても「キャリパーに当らないホイール」がどれなのか何だかさっぱり判らないのです。センターライン(CenterLine)のコンボプロなんか格好よくて私は好きなのですが実際に装着している例を見るとキャリパーとスポーク部分のクリアランスが大変狭くて驚きます(実際「ちょっとキャリパーを削って取付けました」という人に会った事もあります)。またコンボプロは17インチは製作していない様ですし。それやこれやでアメリカのホイールメーカーのサイトを覗いたりカタログを眺めたりしてましたが結局「よう判らんわい」と一時はすっぱり諦めました。
 で、知人に車の部品を何でも器用に作ってしまう通称「マッド氏」という人がいてその人が「オレ自分のC3用にPCDチェンジャー作るぜ。これなら国産のオフセット38とかのホイールが簡単にはまるでよ」と言うので「そりゃあグレートな計画ですな!そんじゃあ私の分も作って下されや」という事で「C3に国産ツライチ系アルミホイールをつける」計画が着々と進んでいたのですが今回突然アメリカンレーシングのホイールが見つかったので私はその計画を降りてしまったという次第。PCDチェンジャーが試作段階でまだ機械加工屋さんに注文を出していなかったからキャンセルが出来たのです。今でもこのPCDチェンジャーの計画は進行中でつい先日試作品が出来たところです。これはこれで大変興味深いので物が完成しましたら当HPでも御紹介したいと思っています。

(余談・マッド氏について)
 マッド氏(特に本名を秘す)は某巨大自動車メーカーで実験開発業務に従事しているプロの人です。何でそんな人がC3に乗っているのかそれは誰も知りませんが私はこの人の的確なアドバイスのおかげで今でもこうしてゴージャスジョージ号をいじる事ができていると言って過言ではありません。特にサス周り、ハンドリング関係は私の車は何をやってもダメな時期があり「もうこんなクソ車、捨ててやる」と思ったこともあったのですが結局マッド氏にいじり方の方針を立ててもらって「C3との離婚の危機」を乗り越えました。今でも何とか乗り続けていられるのはマッド氏に負うところ大であり、ついでだからここでありがとサンガリア、と謝意を表明しておきましょう。ちなみにこの人のC3('82)は今バラバラで現在、「これがC3?」という様な大々的な改装作業中です。年内には「マッド号」として公道に戻ってくる予定です。この車は面白いので御本人の許可を得ておいおい当HPでも御紹介していきたいと考えています。


(新ホイールのミニ写真集)
   ※写真提供:マッド氏
    場所は私がいつもお世話になっているショップ "JUNK"さんの前です

 フロントはこんな感じ。タイヤはダンロップSPスポーツ9000の235/45ZR17。255/60VR15のブリジストン・ポテンザのハンドリングに悩んでいた私はタイヤ交換前、知人のBF Goodrichなどのタイヤを借りてあれこれ試走してみましたがタイヤの幅が235以下だと直進安定性、コーナリング初期の挙動などが安定するのがはっきりと感ぜられました。特にBF Goodrichの幅215のタイヤを履いた時はその傾向が顕著で「ああ255を選んだオレは馬鹿だった!」と驚きました。単純にタイヤのグリップ力だけを論ずるならグッドリッチよりもポテンザの方が優れているのでしょうがそれ以上に「バランス」の方が大事だったようです。この経験から「次のフロントタイヤは235以下、出来れば215か225」と考えていましたがそこで問題になるのが地上高。私の車は車高が少し落としてありますのでタイヤの外径があまりに小さいと車高が下がり過ぎて車体下部をこすりやすくなってしまうのです。前回試したグッドリッチの215が実測外径635mmで下回りこすりまくりでした(ちなみにポテンザの外径は実測667mm。直径で32mm、車高にして16mm低くなる計算です。また、一番こすれるところはヘダースのコレクターパイプのフランジ)。そんな訳でダンロップSP9000シリーズの中で235以下で一番外径の大きいタイヤ、という事で235/45ZR17に自動的に決まった次第です(カタログ外径647mm)。
 リアに関しては外径が旧タイヤ(ポテンザ)になるべく近いものを、という基準で選びました。旧タイヤの外径667mmで探していくとカタログ外径662mmのダンロップSPスポーツ9000の255/45/ZR17がほとんど唯一の選択でした。ダンロップ以外のメーカー、例えばブリジストンのポテンザなどは45扁平のタイヤはほとんどラインナップから外れており17インチで幅255だと40扁平しかありません。これだとタイヤ外径が635mmだかになってしまうのです。
 タイヤ外径を重視したのは私のゴージャスジョージ号は外径667mmの旧タイヤでも3速で吹け切ってしまうからです(メーター読み220km/h)。それでなくてもファイナルをハイギアードにしたいところなのにタイヤ外径が小さくなり過ぎてよりエンジンが吹け切りやすくなるのは避けたかったためです。
 斜め前方からの眺め。いやー、いいですねえこのキラキラ感(聞き苦しい自画自賛)。私はC3に17インチホイールを履かせて45扁平タイヤにすると「線の細さ」を強調する様な感じになってC3の持つグラマラスな曲線をスポイルする結果になるのでは無いかという危惧を持っていたのですが実際にはC3にも17インチは良く似合うのだという事が瞬時に理解出来る一枚です(またもや聞き苦しい自画自賛。モニターの前の皆さん、『チッ!』って舌打ちしていただいて結構です。私、ゴ・ホンダは今猛烈に喜んでいます。エキサイトしています。)。
 マッド氏の撮影によるひときわ詩的な一枚。ウーム、カッチョエエ・・(まだまだ自画自賛)。ホイールのリムからスポークにかけての彫りの深さ、そしてそこにライトの光が照射される事によって生じる美しい輝きと陰影のおりなすハーモニーがC3が本来具備している類い稀な造型美をさらに一層美しいものにしています(自画自賛!自画自賛!自画自賛!)。
 オーナー、ゴ・ホンダとゴージャスジョージ号。オーナーのとっているポーズは素人の皆さんには間抜けな男のおどけたポーズにしか見えないかも知れませんがこれには実は深い意味があります。観察力の鋭い貴方なら、オーナーがその固く握り締めた右コブシで「まだまだこの車を良くしていくぞ」という海よりも深い決意を、そして遥か天空を指差す左手でゴージャスジョージ号の目指す高い理想を表現しようとしている事にお気付きになるかも知れません。ちなみに深い角度で折り曲げられた右膝はゴージャス号への出費で危機的状況にある家計を、直角近い角度で立てられた 左膝は「それでもオレはやるんだ」という矜持を表現しています。
Let's Go Gorgeous George!


(ふろく:タイヤについての感想その他)
 今回履いたタイヤの「ダンロップSPスポーツ9000」は結論から言いますと非常に優れたタイヤです。私としては「後輪が255で45扁平、外径660mm以上」という条件を満たすタイヤがこれしか無かったので半分「仕方ねえなあ、オーバークォリティもいいとこだなあ」と思いながらやむなくこのタイヤをチョイスしたという面もあったのですが走ってみてその乗り易さに一驚いたしました。まず高速道路での直進安定性はかつて自車で経験した事のないものでした。まだ180km/hくらいしか出していませんがそれでも「これがオレのC3?」と思うくらい安定していました。また中央高速道などで140〜160キロくらいで流すゆるやかなコーナーの安心感はこれまで履いて来たタイヤと比較の対象になるものではありませんでした。C3はもともとステアリングのオン・センター感覚に乏しい車なので連続する切り返しなどでは結構気を遣う事がありますが、そういう場面でもこのタイヤは割と安心してステアリングが切れる様に思いました。勿論私が言っているのはタイヤの限界よりも遥かに低いレベルでの話です。SPスポーツ9000は本来、現代の最新の高性能車のために作られたタイヤの様ですがC3の様な設計年次の古い車に取付けても必ずしも無駄ではないのではないかと思いました。C3ですとタイヤの持っている能力を使い切る事が出来ないため逆にその分が「余裕」となって安全に寄与するところがあるのではないかと感じたのです。
 また、今回「インチアップの恩恵」が少し理解出来たように思います。45タイヤにしてみて感じた事ですが、これまでの60タイヤはやはり「変形」が過分だったのではないかと思いました。C3のコーナリングの癖として私は「ステアリングの切り込み量と実際の曲がり方に感覚上のギャップがある」というものをずっと感じていました。私の車だけかも知れませんがある程度以上のスピードのコーナーにおいて、曲がり始めでハンドルを切り始めると「あれ、思ったより曲がらないな」と感じる事があり、そこで更に切り足すと「おっ、今度は曲がり過ぎ」と慌ててハンドルを少し戻したりして結果としてヨタヨタしたコーナリングになる、という経験を何度かしました(C3は一度ヨタヨタしだすと最後までヨタヨタしっぱなしの車で「スピンするのと違うか?」と感じたりします)。で、乗り方として、コーナリング最初で少しハンドルを切って「あれ、曲がらないな」と感じても我慢していると一瞬の間をおいて車が「じゃあ曲がってやるか」という態度を示すので、その時点であらためて一応コーナーの曲がり具合を見ながら落ち着いてハンドルを切り足していくとヨタヨタせずに比較的スムーズにコーナーが曲がれるようです(繰り返しになりますがこれはフレーム修正歴のある私の車だけの現象かもしれません)。私はこの数年間、自分なりに速めのペース(?)で走る時はそうやって乗って来ました。
 ところが今回45タイヤに履き替えてみるとその「コーナリングの最初で曲がりたがらない」クセがだいぶ影を潜めた様なのです。という事は今まで60タイヤを履いていた時の「コーナリング初期において曲がりたがらない」クセは多分60タイヤの高いサイドウォールの変形が大きな原因だったのではないでしょうか。世間様が「インチアップ、インチアップ」とうるさいのも「なるほどね」とちょっと得心がいった次第です。

 あれこれ長々と書いていても仕方ありませんから以下、タイヤ/ホイール交換後の走行距離500キロ程で感じた事を列挙してこの項は終わりとします。

感じた事ゴ・ホンダの解釈
不思議な事に足周りがしなやか?に動いている様に感じる今までは走行中の路面からの外力に対してはサスの動きとファットな60タイヤ自身の変形の加算されたもので対処していたが45タイヤでは変形量が少ないため結果として路面からの外力が同じ力でもそれはサスをよりストロークさせる力となる。単位時間あたりのサスのストローク量が多ければ発生する減衰力も増大するからこれが足周りの「しなやか感」、「安定感」、「フワフワ感の減少」となって現れているのでは無いか?
コーナリング初期の挙動が以前よりスパッと決まる感じがする60タイヤの時はハンドルを切ってもタイヤウォールの変形による反応遅れが目立っていたが、45タイヤにする事によってタイヤウォールの変形量が少なくなりハンドルの切り込み量と実際のハンドルの切れ角の間のリニアリティが増大した結果ではないか?
バンプステアが以前より強くなった様に思うバンプステアとはコーナリング中などに「ドカン」とギャップなどをひろってサスがストロークした時にリンク/アーム類のジオメトリーの関係でステアリングの切れ角が動的に変化して車が思わぬ挙動を示して「わったったった!」と慌てる事を言います。これが以前よりひどくなったのも矢張りタイヤの変形量が減った事が原因では無いか?60タイヤの場合「ドカン」を拾った時、サスをストロークさせる事は勿論だがタイヤ自身も結構変形して結果としてサスのストローク量を減殺していた。ところが45タイヤの場合は変形量が少ないので「ドカン!」の時タイヤが変形しない分はサスを突き上げる力となり、結果としてストローク量が60タイヤ装着時より増えておりそのため、ステアリングリンケージ系のジオメトリー変化が大きくなったからではないか?
※他にも色々と気が付いた事があったように思いますが眠くてよく思い出せません。思いだしたらまた後日書き加えたいと思います。

(何にしても本日の結論)
17インチタイヤ&ホイール、最高ッス!

※但し、17インチにすると今までタイヤの変形で逃がしていた力が今後はサスを構成する部品やサス取付部などに対して負担をかける力になると思うので17インチ化に際しては自分の車のアームブッシュやボールジョイントなどの状態を熟考の上で行動に移される方がよいでしょう。それらの足周りの部品の状態に自信が持てないのなら勿論17インチ化は後回し、まずはそれらの基本的な部分の修理からはじめるべきではないかと愚考いたします。また私はサス取付部に今までより負担がかかる事を想定して"Vette Brakes & Products"発売の"Spreader Bar"の装着を考慮中です。装着したらまた御報告します。
(ふろく・当該ホイールのオフセット/バックスペーシング)*the contents below added at 10th July,2000
Back Spacing Measurement of my 17" "Torq-Thrust II"

MakeAmerican Racing Equipment
SeriesTorq-Thrust II
Part#5057861
Size8J-17
A : Center Offsetabout-10mm
(which refers to -13/32")
B : Back Spacing101mm
(which refers to 4")
*I measured the back spacing as the distance from the flange of a rim to the mounting pad ("B" of the fig. above) by using straight edge and height gage.
*Before making an order, please ask shop guys for accurate back spacing numbers so that you can double check it for your Shark.
*I heard that "Torq-Thrust II" wheels can be ordered with every 1/8" back spacings.